こんな公務員もいるよ

公務員って大変だけど面白いですよ

人員配置・人事異動の謎

公務員を目指しているみなさま、こんにちは!
今日は地方公務員に一生ついてまわる人事異動についてです。
部署が変わることに対して理想を抱きすぎず、かといって落胆しすぎず、等身大で公務員生活を送れたらよいですよね。

 

ざっくり目次

  • 私の異動実録
  • 結論:希望は通らない
  • 異動とどう付き合っていくか

私の異動実録

さて、大学では普通って何じゃ?とかしょうもないことを考えていた私ですが、仕事は子供の未来を良くすることをやりたい、なんて漠然と考えていました。

なんとなく、本当になんとなーく「教員じゃなくて教育委員会だな」と思い、採用面接では教育分野に携わりたいと伝えました。(入庁してから知りましたが、教育委員会はブラックなようで。行かなくてよかったーと思っていたら後に選挙管理委員会に飛ばされました。とんだブラック部署ですよ選管は。ブラック部署については別の機会に話しますね。)

 

いざ採用されてみれば住宅関係の部署。はて、宅建持ってませんけど。
耐えがたきを耐え初めての異動。え、医療関係部署ですか。私、文系学部ですけど。
忍びがたきを忍び2回目の異動。え、公益財団法人に出向ですか。私、上司に詰められた翌日11時に起きて大遅刻かましポンコツですけど外に出して大丈夫ですか?

 

このように公務員は異業種に転職を繰り返すレベルで違う分野に異動することがあります。私の場合、担当した業務も違う性質のものばかりだったので本当に転職したようでした。
え、スキルが身に付かない?これは考え方次第なのです。この点、公務員も公務員以外も誤解していると思うので、いずれまとめますね。

 

結論:希望は通らない

結論、希望の部署には行けないと思った方がよいです。毎年希望の部署を出しますが、まったく関係ない部署に飛ばされています。結局、教育委員会にも配属されてないですし。(ブラックらしいし、今では他にやりたいことがあるので配属されなくて結果オーライ)

 

というか人事課さん、異動先と適正があるか見てないですよね?
そうです。見てないんです。見れるわけないんです。見てるのは残業耐性くらいでしょ。

 

異動とどう付き合っていくか

じゃあもう異動を楽しむしかないですよね。
それぞれの部署で身に着けたスキルを武器に、私の場合は異動した先々で出会う人との関わりを楽しんでいます。

医者と対等に医療システムの話をする熱いベテラン職員、
どれだけ上司から詰められても絶対へこまない超ポジティブな年上の後輩、
気弱だけど仏のように優しい先輩、
バチクソ恐いけど仕事を押し進めてくれる上司、
全国を非常勤で飛び回るヒッピー看護師、
昔絶対やんちゃしてたろって警備会社の社長、

公務員に限らず、たくさんの尊敬できる現場のプロにも出会えて、公務員を外から見たことで公務員の面白さに気づくことができました。半強制人事異動という仕組みのおかげですね。

こんなに振り回されてもなんだかんだ楽しんでいる自分を見ると、実は人事ってちゃんと適正を見ている?なんて思ってしまいますね。真相は謎です。

人事課を経験されたことがある方、人事課の秘密教えてくださーい。