こんな公務員もいるよ

公務員って大変だけど面白いですよ

少子高齢化と公務員

日本における少子高齢化ってもう手遅れなくらい進んでしまっているんですよね。

総務省統計局が出している2021年10月1日現在の人口推計によると↓こんな感じ。

https://www.stat.go.jp/data/jinsui/2021np/img/05k2021-3.gif

2023年現在だと74歳から76歳の団塊世代、49歳から52歳の団塊ジュニア世代が一番多いですね。後期高齢者となる年齢が非常に多く、10数年すれば団塊ジュニアも高齢者となりますから、そら社会保障費も膨れ上がりますね。

これを賄う手段の一つとして労働者による納税が必要なんですが、高齢者の数、今後30年~50年くらい減らなそうですよね。加えて一方で子供の数がすごい勢いで減っています。(2月28日には厚生労働省が2022年の出生数を過去最少の79万9728人と発表しています。ちなみに2021年は81 万 1604人)

これが何を意味しているのかというと、今の子供たちは今より少ない労働力で、今と同じくらいの数の高齢者に対する社会保障を支えないといけない、ということですね。

良識のある方なら子供たちに負担を残したくないと思うでしょう。じゃあ少子化を食い止めようと思っても手遅れなんですよね。少子化を止めるには子供の数を増やすしかないんですが、少子化が恐ろしいのは、仮にこの2、3年で出生数が爆増したとしても、その子たちの大部分が生産性を持つのが早くても20数年後。あらゆる少子化対策に即効性がないんですよね。その20年の間に生まれてくる子供たちにかける予算はどんどん減らされることでしょう。

若い世代に負担を強いることでますます子供を産みづらくなり、さらに少子化が進む、という悪循環は今よりひどくなりそうです。

といった絶望的な中長期の視点を前提として持つことが少子高齢化対策を考えるには必要になります。

公務員を目指すみなさま、公務員のみなさま、考えるのはタダです。行政に何ができるか、勝手に対策を考えていきましょう。